発達支援・療育向けのゲーム
きいて・はなして はなして・きいて
トーキングゲーム
- トーキングゲーム
- 3,000円+税(10%税込3,300円)
- 会員価格(5%OFF)
ことばの教室、放課後等デイサービス、ホスピタルプレイ、小中学校の教室、企業などの新人研修などにおすすめ
「アナログゲーム療育」で使われているゲーム
ステージ1
シンボルの獲得
1歳半〜3歳
シンボルとは、ある具体的な事象を、別のもので代表したもので、「名前」「色」「数」「ルール」などが相当します。
例えば、写真の「トラ」と、かわいいイラストの「トラ」は、見た目は全く異なりますが、同じ「トラ」と認識できるのは、「トラ」という名前で呼んでいるから。このトラという名前がシンボルです。
健常児では、1.5歳〜2歳頃にシンボル機能が形成され、言葉の出現へと繋がっていくそうです。
ステージ2
言葉・数・ルールの世界を拡げる
3〜6歳
ステージ1でシンボル機能が形成されているので、名前、数、ルールといったシンボルについて理解できるようになっています。また、ルールを共有できるので、集団遊びが可能です。
一方、大きな数を扱ったり、四則演算(数の操作)をするなど、シンボルを操作するのは、まだ困難です。勝敗や順位、得点の概念も未完成です。
ここでは、ステージ1で獲得したシンボル機能を使って、言葉や数の世界を広げていきます。
- ルールや勝敗など、集団遊びに必要な概念の理解を進めていきます。
- 集団活動・集団遊びの前提となる認知能力を養うとともに、学齢期の学習への準備を行います。
ステージ3
客観的思考の形成
他者視点の獲得
6〜12歳
ステージ2の子どもは、自身の主観に中心化されています(知的自己中心性)。ステージ3では、主観に惑わされず、自分の外にある物事の構造を理解し、その構造に基づいて考えられるようになります(脱中心化)。
それによって、客観的思考が可能になります。例えば
- 合理的・戦略的思考
- 計算や文法の理解の前提
- 感情の客観的理解
などです。
2つ以上の選択肢の中から「どれを選ぶか」が勝負の鍵になります。それを感覚(知覚)でなく、客観的思考に基づいて選べるようになることが目標です。
ステージ4
相手や場の状況に合わせた臨機応変な対応
12歳以降
脱中心化によって、他者視点の獲得も可能になります。
- 「自分の外にある基準」に立つ
- 相手の気持ちや立場を考える
- 自己理解の始まり(自分が他人からどう見られているかわかるため)
などです。また、ゲームに参加しないなどの問題行動への対応に適したゲームもあります。