子ども向けゲームの「名人」ハインツ・マイスター
クニツィアがゲーム界の「帝王」なら、ハインツ・マイスターは、名前の通り子ども向けゲームの「マイスター(名人)」です。
キャリアも長く、84年にデビュー、87年以降はコツコツと作品を発表し、その数はクニツィア同様100点を超えています。子ども向けゲームでこれほど多くの作品を出している人は、他にいないんじゃないでしょうか?
特に、ラベンスバーガー、ハバからは30点以上の作品を出していて、彼のような作家が支えてきたからこそ、現在のような子ども向けゲームの隆盛があると思います。
彼の作品は、子どもがすぐに遊べる手軽なものが多く、振って中味を予想したり(ザップゼラップ、イヌイット)、ディスクを弾いたり(ディスクショット)といったちょっとしたアクションがあるのも特長です。今までにないような新しいアイデアで「おおっ!?」と思わせるところもすごいですね。
(「コプタ通信」2006年1月号より 佐々木)
ちなみに、ドイツ子どもゲーム大賞での受賞も5回とトップです(2007年12月現在)。