亀井明夫:美しい木のからくり
「からくり創作研究会」最大の重鎮亀井明夫氏をご紹介します。拙著『まだ好き・・・続・絵本とおもちゃの日々』でも一度取り上げた事があります。彼の作品は、とにかくバラエティーに富んでいます。発想の幅が広いんですね。亀井氏は、『真面目に取り組まなければならない箱、真面目に取り組んでは開かない箱、常識の逆を考えなければならない箱、ユーモアが解らなければ開かない箱等々・・・こうなると、からくり箱を初めて手にする人も「こういうものは得意だ」と自負する人もスタートラインは同じなのです』と語っています。まさにその通り。
美しく素晴らしい仕上げ(・・・そのせいでちょっと値はいいけどね)、パズル好きの恋人や友人に、ちょっと気合いの入ったプレゼントにいかが?
(「コプタ通信」2009年12月号/相沢)
名作揃い!からくり箱の第一人者
秘密箱の持つ魅力を基本におきながらも、より豊かなる表現を求めて木箱を作ってみようと思いました。そして私の作ったその木箱の名前を「からくり箱」と命名しました。こうして「からくり箱」が生まれました。真面目に取り組まねばならない箱、真面目に取り組んだのでは開かない箱、常識の逆を考えねばならない箱、ユーモアが解らなければ開かない箱等々・・お客様の頭の中で想像力が飛び交っている様子を想像するのが何よりです。
1948年 大阪府豊中市にて誕生 1972年 山中組木工房入社 (木工、組木細工の世界に入る) 1981年 からくり細工「安兵衛」設立 (以后からくり箱の創作を続ける) 1983年 銀座松屋遊びのギャラリー 「亀井明夫のからくり箱」展 2011年 からくり創作研究会 会長就任 (からくり創作研究会サイトより)