ラベンスバーガー社の高品質なパズル
2008年に創業125周年を迎えたドイツ・ラベンスバーガー社は、「クイップス」「キンダーメモリー」などのゲームでお馴染みですが、実はパズルもすごいんです。創業9年目の1891年には、最初のパズルを商品化しているので、その歴史はなんと120年!
長い歴史に加え、出版やゲームの技術ノウハウも(おそらく)つぎ込んだ品質はダントツです。優れた印刷とカッティング技術による遊びやすさ、クッとはめ込んだときの気持ち良さはもちろん、簡単には壊れない耐久性、テカテカと反射するのを防ぐ絹目の紙、描かれている絵の質の高さなど、どれを取っても満足のいく仕上がりになっています。
*右上の写真は、ラベンスバーガー社の本社に展示されていた昔のパズル。これも地図になっていて、国(地域?)単位で1ピースになっている。(2003年9月柿田撮影:柿田のラベンスバーガー社訪問記)
ラベンスバーガー社は、パズルだけでなく、本やボードゲームなども作っています。それらの技術ノウハウの相乗効果で、魅力ある製品が生まれています。
ピースの側面。ラベンスバーガー社のものはプレイオンで遊ばれているものだが、全く隙間がない。他社のものは新品にも関わらず、すでにはがれや隙間が見られる。
ピースの表面。ラベンスバーガー社(左)とA社(中)はつやのない紙を使っているのでテカリが少ない。絹目のエンボス加工をした紙を使っているラベンスバーガー社は、さらにテカリが少なく、自然で落ち着いた感じに仕上がっている。