0歳児期

未熟な反射運動の抑制と光・音の基本的な刺激を与える

(参照:NPO法人国際臨床保育研究所)

0歳児特有に現れる運動は、新生児が意識しなくても出てくる動き、例えば、突然の激しい音やまぶしい光に、びっくりしたように手足に緊張が出る動きなどです。このような運動(反射)が消滅しないまま2、3歳まで持ち続ける子どもに、発達障がいのリスクがあると考えられています。感覚受容刺激と感覚運動が最も必要な時期です。

早く気づいてあげたい発達のポイント

視覚 あお向けに寝かされた乳児が、自分の方へゆっくりと近づいてくる大人の顔をじっと見つめますか?(話しかけないでください。聴覚に気を取られます。) 大人の顔を2〜3秒間見つめれば安心です。
手の運動 両手を身体の前で組み合わせて遊んでいますか? 両手を組み合わせて指を動かしていれば安心です。
身体の運動 両手と両ひざに体重を掛けて、転ばないようにハイハイの姿勢でじっとしていますか? あお向けの姿勢から自分の力で腹ばいに寝返ることが出来れば安心です。
言語 うれしそうに微笑んだり、声を出して笑ったり、高い声で「きゃっきゃっ。」といいますか? これらの三つのうち、二つを一日に数回出せば安心です。
聴覚 物音や騒音が聞こえてくると、頭を傾けて音の聞こえてくる方を探しますか? 音の方を探そうとしているならば安心です。

光の刺激と回転する動きが子どもに視線の焦点を引きつけます

音が鳴るのが見える?手の操作、聴覚刺激、そして視覚刺激が行なわれます

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