フタの下に隠れているのは何？

商品の説明

記憶力のゲームですが、サイコロ運の要素もあるので、「ガチ記憶」にならない絶妙なバランスのゲームです。

24枚のモチーフカードを、絵の描いてある面を上にしてテーブルに広げます。
一番年上のプレーヤーが、赤・青・黄・緑・オレンジの５色のフタを好きなカードに被せます。その際に、被せながらフタの色とカードのモチーフを大きな声で口にします。たとえば「赤いフタを牛にかぶせます、緑のフタをさくらんぼにかぶせます…」といった感じです。
手番では、色目サイコロを振り、同じ色のフタの下に何の絵が隠されているかを当てます。
- 当たっていたら：カードをもらい、フタは別のカードに被せ（フタの色とカードのモチーフを声に出してください）、次の人の番になります。
- 間違えていたら：フタを元のカードに被せて、次の人の番になります。
なお、サイコロでジョーカーが出たらラッキー。好きな色のフタを選んで当てることができます。ただし、直前のプレーヤーが開けたフタは選べません。
フタが置けなくなったらゲーム終了です。たくさんカードを集めたプレーヤーの勝ちです。

色サイコロを振って出た色のフタの下の絵を当てるのですが、５個全てを覚えておくのは意外に難しいですよ。「どの色でもＯＫ」のジョーカーが出たらラッキー。自分が覚えている色で勝負できます。

記憶100％というよりは、サイコロ運もかなり入ったゲームです。

クニツィアがゲーム界の「帝王」なら、ハインツ・マイスターは、名前の通り子ども向けゲームの「マイスター（名人）」です。

キャリアも長く、84年にデビュー、87年以降はコツコツと作品を発表し、その数はクニツィア同様100点を超えています。子ども向けゲームでこれほど多くの作品を出している人は、他にいないんじゃないでしょうか？

特に、ラベンスバーガー、ハバからは30点以上の作品を出していて、彼のような作家が支えてきたからこそ、現在のような子ども向けゲームの隆盛があると思います。

彼の作品は、子どもがすぐに遊べる手軽なものが多く、振って中味を予想したり（ザップゼラップ、イヌイット）、ディスクを弾いたり（ディスクショット）といったちょっとしたアクションがあるのも特長です。今までにないような新しいアイデアで「おおっ！？」と思わせるところもすごいですね。

（「コプタ通信」2006年1月号より　佐々木）

ちなみに、ドイツ子どもゲーム大賞での受賞も５回とトップです（2007年12月現在）。