ツィルツィーノ

ツィルツィーノ

　

全体としては大きな円で、それを円で分割しています。

曲面があるので、バランス的な積み方も可能です。

厚みがあります。

先端は尖っておらず、厚みがあるので、積みやすくなっています。

径を半分にした円、そのまた半分の円と、４段階の円で分割されている。

黒い枠付き

商品の説明

「ツィルツィーノ Circino」とは、ラテン語でディバイダのことだそうです。ディバイダって、製図の時に使うコンパスみたいな道具で、両脚が針になった感じです。

この「ツィルツィーノ」も、言われてみれば、ディバイダの形を彷彿とさせます。

大きな円があり、その半分の径の円で切り抜き、そのまた半分の径の円で切り抜き、さらにその半分の径で切り抜いたのが、この積み木です。このように、規則性を持って分割するというのは、実にネフ社らしいと思います。

単に数学的に分割した場合、ディバイダの先にあたる部分がとがって危なかったり、壊れやすかったりしますが、そうならないように厚みをもたせています。また、表面はツルツルではなく、滑り止めの加工がされています。そうすることによって、積み方のバリエーションが広がっているのがいいですね。

円をベースにした積み木は、ハイコ・ヒリックの「アーク・レインボウ」や相沢康夫の「アレーナ」がありますが、ユラユラと揺れたり、微妙なバランスを取ったりできるのは、曲面を持つ積み木ならではの魅力です。このツィルツィーノにもそんな魅力が詰まっています。

絵を描くように、平面的なパターンを作るのも楽しいです。