えらんで きめて つたえるゲーム

すきなのどっち?


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自分の「好き」を伝えよう 相手の「好き」を聞いてみよう

商品の説明

「トーキングゲーム」を作ったトビラコさんが、クラウドファンディングで作ったゲームです。

ゲームとは言っても、「トーキングゲーム」同様、勝ち負けの要素はありません。カードに描かれた2つのもの(パンダとくま、お茶とジュース、犬と猫など)のうち、どっちが好きか、好きな理由を答えます。他の人はそれを聞く。それを繰り返すのです。

互いを、自分を、知るツールとして

「トーキングゲーム」と似ていますが、こちらの方がより遊びやすくなっています。答えをゼロから考える必要がなく、提示された2つの中から好きな方を選ぶだけだからです。

しかし、自分で考えるというプロセスが、子どもにとってはとても楽しいものなのです。そして、ただ「こっちが好き」というだけでなく、どうして好きなのかを話すことで、その子のことを知ることになりますし、子ども自身も自分のことを考えることになります。

描かれているものも、わかりやすい簡単なものが多いので、幼児から遊べます。

付録の白紙カード付き

3枚の白紙が付いているので、オリジナルの問題を考えて作ることができます。その子にとって、身近なものにしたら、より楽しさが増すことでしょう。

自分の「好き」を伝えよう
相手の「好き」を聞いてみよう

「すきなのどっち?」は、筑波大学附属大塚特別支援学校の佐藤義竹先生が手作りしていた教材を商品化したものです。

商品化にあたっては、クラウドファンディングを活用しました。特別支援学校の教材の多くは、障害のあるなしにかかわらず楽しみながら学べます。このことはあまり知られていません。そこでクラウドファンディングを通して多くの人に知っていただこうと思いました。プロジェクトを立ち上げた初日には、3000人以上の人が運営サイトを訪れてくれました。最終的に142名の方が賛同し出資してくださいました。「すきなのどっち?」は、この142名の方の思いが形になったものです。

感謝の気持ちを込めて、ご支援いただいた方のお名前をこのページの最後のほう、商品カートのすぐ上に記載いたしました。

どんなゲームなの?

質問カードを引きます。

カードに描かれたうちの、どっちがすきかを答えます。

伝え方は、人それぞれ。ことばで伝える、指をさして伝える、視線を向けて伝える、どのような方法でもかまいません。

ことばで伝える。

指で伝える。

目で伝える。

どうして、好きなのかを答えます。

どうして好きなのか、選んだ理由を答えてみましょう。自分のことを考えるきっかけになるかもしれません。でもムリに答える必要はありません。

「どっちもすき」「どっちもすきじゃない」「わからない」としたら…

「いまの気分だったら、どっち?」「どちらかといえば、どっち」と考えてみてください。

でも、ムリに答えなくてもいいんです。

答えられそうもないときは「パス!」と言いましょう。

「すきなのどっち?」の質問カードは 絵本のようなかわいいイラストです。

質問カードの裏面(イラストが描かれていない面)も、あたたみのあるイラスト。

クラウドファンディングで発売前に手にした方たちから、たくさんの感想をいただきました。

子どもがこんなことを考えていたのかと、驚き、感心し、感動しました! 新しい発見がたくさんありました。

(小2女子の母)

療育施設や大学の先生からも感想をいただいてます。

「ねー、先生。アイスとかき氷どっち好き?」 と、自分で考えたオリジナルの質問をしてくるようになりました。

(放課後等デイサービスの運営者より)

「『好き』を選ぶ方が、『嫌い』を選ぶ方より、相手の話を聞こうという気になります。話を聞いたことをきっかけに、自分ならと考えることもできます」と、ゼミの学生が感想を述べていました。

(大学の教育学科の先生より)

「すきなのどっち?」の考案者、佐藤義竹先生のお話

このゲームを作る前に、まず4歳の娘にお風呂の中で、口頭で「すきなのどっち?」ゲームをしました。すると娘は夢中になりました。 いつもは、お風呂からすぐに出たがる娘が、ずっとゲームをやりたがり入浴タイムが長くなりました。 自分で選ぶということが、こんなにも子どもを夢中にさせるならと、教室で使ってみることにしました。

そのひとつは、休み時間にやりたいことを選べるカードです。 休み時間に何をしていいのかわからず、まわりの子にちょっかいを出していた子に、自分のやりたいことを選択できるカードを作りました。

複数のカードからやりたいことを選び、教師に伝えるという意思表明ができるようになるにつれ、「苦痛」だった休み時間が「楽しい」時間に変わりました。 えらんで、きめて、つたえるゲーム「すきなのどっち?」は、「自分で選び(自己選択)」、「自分で決める(自己決定)」、「自分の思いを伝える(意思表明)」ことを大切にするゲームです。

3歳の子でもイメージできるように作りました。3歳以上であれば、障害のある子もない子も、子どもも大人も一緒に楽しめます。

自分で選び、決めて、それを伝えることの楽しさをゲームを通して体験してください。

自分の好きなことに気づいたり、確かめたりすることを通して、自分自身の理解を深めることもできます。

(メーカーサイトより)

百町森のお客様のご感想

娘は3歳なので、「こころかるた」、「トーキングゲーム」は、もともと対象年齢でないため、分かる札だけ数枚に絞って尋ねてみました。

これらよりも、「すきなのどっち?」のほうが視覚的なため、分かりやすいようでした。

自閉症をはじめ、発達障害の子どもは、視覚優位の子どもが多いです。
(古典的な自閉症の)娘もやはり、視覚優位です。
視覚優位とは、耳からの情報よりも目からの情報のほうが理解しやすいことを言います。
そのため、「すきなのどっち?」はイラストで分かりやすかったようです。
なお、言葉が出るのがゆっくりなお子さんでも、指さしで答えられるので、やはりイラストのカードは遊びやすくていいなと思いました。

娘が分かる言葉のカードに絞ってカードの山を作りました。
娘は次々めくりたがりましたが、「お母さんが次ひくね。Mちゃん(娘)は1回待ってね。」と
声かけをしながら、順番にカードをひきます。
発達障害の子どもにとって、待つことも練習になります。
母親の私がカードをひいて、さらに私が答えるまで待つのは娘にとって大変です。
特に、自閉症はコミュニケーションが苦手です。
娘の場合、相手の話をきちんと聞くことが苦手で、先読みして先走った言動になってしまうこともあります。
そのため、私が話し終わってからめくるのはとても大変そうです。
でも、繰り返すうちに、待てる回も出てきました。

そして、自分の番になると、好きなのがどっちか指をさします。
娘が指をさしたら、私が「これなーに?」と尋ねます。すると、例えば「りんご」と答えてくれます。
「そうなんね。りんごが好きなんだね。」と共感すると、「うん。Mちゃんはりんごが好きなんだよ。」と
とても嬉しそうに笑います。

答えによっては、関連する童謡を歌ってくれることもあります。
理由は答えないことが多いですが、コアラとカンガルーはすごく悩んでカンガルーと選び、ぴょんぴょんと実演していたので、ジャンプするところが好きな理由なんだなと分かりました。
歌や実演、娘のゆかいな部分が引き出され、本当にコミュニケーションが広がります。

私は、「すきなのどっち?」が一番気に入りました。娘のいろいろな表情が見られて、全身を使いながらとても楽しそうに遊べていたからです。

こちらの働きかけで、自閉症といっても、どんどんコミュニケーションはとれるなぁ、
そう思わせてくれるおもちゃでした。

(3歳の自閉症の子を持つお母さんから)

商品詳細

年齢: 3歳くらいから
人数: 2〜6人
時間: カードの枚数による
作: 佐藤義竹(筑波大学附属大塚特別支援学校主幹教諭)
デザイン: 阿部美樹子
イラスト: オグロエリ
部品寸法: 86×108mm(カード)
素材:
内容: 質問カード47枚、白紙のカード3枚
製作: tobiraco(トビラコ) (日本)
生産国: 日本
分類: コミュニケーション

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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