Grazie, Alex! #01
アレックス・ランドルフって誰?
今年はアレックス・ランドルフさん生誕100年
2022年は私たちが敬愛するゲーム作家アレックス・ランドルフさんの生誕100年です。彼は1922年にボヘミア地方で生まれ、2004年に81歳でベニスでなくなるまで、数多くのゲームを作りました。あらためて、彼が生み出した素晴らしいゲーム作品と、偉大な功績に感謝したいと思います。今回は、ランドルフさんがどんな人なのか5つの切り口でご紹介します。
コプタ通信2022年3月号別冊より(PDF版440Kをダウンロード)
100点以上のゲームを考案した人
彼は「パンカイ」(1961年、39歳)から「ザウバーレーゼン」(2003年、81歳)まで104点のゲームを作り、そのうち約15点が今も販売中です。
ガイスター
1980年生まれの2人用ゲーム
17の作品で賞を勝ち得た人
彼の作品は、ボードゲームで最も権威あるドイツの「年間ゲーム大賞」の大賞もしくはその候補、または推薦リストに選ばれました。
ザーガランド
1982年の「年間ゲーム大賞」
30点の子どもゲームを作った人
大人向けの全作品のうち約30点が子ども向けでした。特にすごろくは、これでもかというほど、様々なアイデアや工夫が凝らされました。
すすめコブタくん
2001年「年間子どもゲーム大賞」ノミネート作品
1970年、箱に自分の名前を入れさせた人
彼はそれまで曖昧で名前のなかった「ゲームを考える」という仕事に、「ゲーム考案者」という名前を与え、パッケージに名前を入れさせました。
ハゲタカのえじき
1988年作のカードゲーム
4つの言語を自由に操った人
7歳で、イタリア語、英語、ドイツ語を流暢に話し、10歳から、スイスの寄宿学校でフランス語を習得。少なくとも5つの国(チェコ、イタリア、米国、オーストリア、日本)に住んだコスモポリタンです。
スイスの寄宿学校にて
ランドルフNEWS
アレックス・ランドルフ生誕100周年記念サイトが公開
作品リストや人気ゲームの紹介、海外デザイナー・国内ゲーム関係者のコメントなど盛りだくさん。(制作:アレックス・ランドルフ生誕100周年実行委員会)