わが家のにじみ絵体験
色と遊ぼう:にじみ絵のすすめ
2004年9月、としくらえみさんのお話を聞く機会がありました。印象的だったのは、
- 色をのせて、変化を楽しむことができれば、最終的に真っ黒になってしまってもいいんです。
- 出来上がりの形を求めるのでなく、色を味わい体験して下さい。色と遊んで「あー楽しかった」となればいい。
- ゆったりした気持ちで色と対話しているうちに、「こんなのできた」となるかもしれません。
- 大人は先走って教えてしまわずに、子ども自身が気付いたり、発見したり体験したりすることを見守ってあげて下さい。
- 型にはめたり、「○○はダメ」と禁止することなく、全部受け入れて認めることが大切。
という言葉でした。私自身「絵を描く」というと尻込みしてしまうところがあるので、もっと気楽に楽しめばいいんだ、と目からうろこが落ちました。
色と遊んでみる
そんな訳で、早速我が家の息子たち2人に遊ばせてみた様子が右の写真です。準備はおよそ以下のような感じです。
- 3原色の絵の具をペイントジャーに入れて、水で薄める(右写真はどうも薄め過ぎたようです・・・)。
- 筆洗いに水を入れ、筆ふきの布を置く。
- 水にひたして、水を吸い込ませた画用紙を、画板にのせる。
- スポンジで、画用紙と画板の間の空気を抜き、しわにならないよう画用紙を中心から外側へ向かって押さえる。表面の余分な水も吸い取る。
あとは、自由に色で遊びます。筆に付いた絵の具がポタポタ垂れるようなら、ジャーの縁で筆をしごきます。また、色を変える時は、筆洗いでよく洗って、布に水を吸わせます。
子どもたちは、喜んで3枚ほど描きました。色が混ざって意外な色が生まれるたびに「わぁ!」と驚きの声が上がりました。
(佐々木)
濡らした画用紙に太い筆で色を乗せます
思いのままに3原色を画用紙の上で混ぜると、いろんな色が生まれてびっくり
ペイントジャー50cc(中央やや左のびん)に透明水彩絵具を入れ、水で溶きます。ペイントジャーが6つ入る木製ホルダーも便利。ぬらし絵用画板(奥の子どもの画用紙の下)があると、画用紙ごと移動できるが、手前の子どものように、こたつなどに直接置いてもよい。手前右はスポンジ。
年長の子どもが描いた絵
小学校3年生が描いた絵