BRIOロードシリーズ研究
これまでの木製レールと道路との関係
木製レールで遊んでいる時、道路は床です。トラックやバスを操って、時には駅にお客さんを迎えにいったり、貨物を積み込んだりするのです。線路以外は全部道路なので、どこをどう走ってもいい自由さが魅力です。でもそのうち、道路があるともっと楽しいな、カッコいいなと思いはじめる…これは、自然な流れです。
百町森では、ブリオやミッキーなどの木製レールと一緒に遊ぶことのできる道路として、ベック社のロードセット、ARS社のストリートセット(現在は廃番)、プラントイのロードシステムなどをお薦めしてきました。特に、プラントイのロードシステムは、ブリオ社のレールと相性が良く、踏切のパーツを介して、両者がシームレスにつながります。また、「システム」だけあって、交差点や分岐、高架、街灯といったパーツも多く、車好きの子が木製レールの代わりに遊べるようになっています。
今回登場したブリオのロードシリーズは、レールとの互換性はもちろんのこと、そこで走るバスやトラックとレールとの連係プレイを重視しているのが特長です。ただ、つながるだけでなく、そこでより豊かな遊びが展開できるよう配慮されているのです。また、ロードシステムのように道路だけで色々なレイアウトを組むという考えではなく、あくまでもレールの付属物、と割り切ることで、シンプルなパーツ構成になっています。
システム構成
基本的なパーツは3種類
- 直線ロード:路肩と中央分離帯が高くなった往復2車線。両面使えて、片面には、進入用のスロープが設けられた一般道のイメージ。もう片面は、スロープはなく、高架のように見える高速道路のイメージ。
- カーブロード:4分の1周(90°)分のカーブ。これも両面使える。どちらの面にもスロープあり。
- レール&ロード踏切:木製レールとロードをつなぐ踏切。その際はスロープを、ロードの端に移動する。このスロープがないと、ロードが突然終わってしまうので、ある意味必須のパーツといえる。
特長
- ブリオ木製レールとの互換性
- 路面が凹んだ立体的な断面により、脱輪しにくく、リアリティのあるデザイン
- ロードの中に設けられたスロープ、両端のスロープによって、床面と道路を自由に行き来できる
- 人や貨物が、レールと道路を自在に動けるよう、システム化されている
- レールと道路の連携部分はロードシリーズを使って、機能と情景を作り込むが、それ以外の部分では床を使うことで、道路の種類と数を少なくし、遊びやすくもしている。
プラントイのロードシステムとはつながるのか?
はめ込みがカタいところもありますが、結構つながります(ただし、保証はしませんのであしからず)。
- 道路のデザインも違いますが、そもそも幅が違う(ブリオ:10.8cm、プラントイ:8cm)ので、つないだときの違和感はあります。
- カーブのRはほぼ同じです。
- 直線パーツの長さもほぼ同じです。
- ブリオの車両をロードシステムに乗せることはぎりぎり可能です。