三浦太郎の絵本
8月発売の「ワークマンステンシル」(こぐま社)百町森限定で先行発売中!
三浦太郎さんが「保育セミナー in 静岡 2014」(2014年7月20,21日)で講演するのに合わせて、百町森だけで先行発売いたします。
スイスで絵本デビュー三浦さんは、フリーのイラストレーターとして、ポスターや本の挿画、キャラクターのデザインをされている一方で、ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、2004年にスイスの出版社で絵本デビュー、翌年にはイタリアのコッライーニ社からも絵本を出版、その後、日本で絵本が出始めたという、逆輸入された(?)異色の絵本作家です。 イラストレーターがつくる絵本イラストレータだけあって、1点1点の絵の完成度がとても高いのが三浦さんの特長で、特に「TON」「ARNESI/TOOLS」は、ポスターのような美しさにほれぼれしてしまいます。 もちろん、絵本は絵の上手さだけでなく、文章、文章と絵の関係、ページをめくることによる展開・物語性などなど、さまざまな要素で構成されています。三浦さんの絵本は、絵本としてみると「もっとこうして欲しい」「こうするともっと子どもが喜ぶのに」と思ってしまう部分もあります。 センスが光る「TON」シリーズそういった「絵本的な」表現がなくても楽しめる「TON」シリーズが個人的には一番お薦めです。これは、科学の本でもあり、社会の本でもあり、物語性を排除した淡々とした絵本ですが、それが三浦さんのタッチとぴったり合っています。この路線の絵本をもっと出してほしいと思います。 ますますの活躍を期待してます愛知県西尾市出身ということで、名古屋出身の私としては、一方的に親近感を抱いている三浦さんですが、お子さんもお生まれになったということで、表現の幅がますます広がっていくのではないか(絵本的な表現もしてくれるのでは?)と期待しています。 (2006年4月 佐々木隆行) と書いてから早8年、今では赤ちゃん絵本を中心に活躍中です。絵本としての表現に安定感が出てきて、上手いなあ、と感心してしまいます。見開きに工夫のある絵本が多いのも、うれしいですね。 (2014年6月 佐々木隆行) |
プロフィール1968年、愛知県西尾市生まれ。大阪芸術大学美術学科でシルクスクリーンを学ぶ。在学中の1990年に、日本グラフィック展入賞。卒業後、デザイン事務所に所属しながら、イラストレーターとして活動する。国内のいくつかの賞を受賞した後、2001年、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展入選。現在までに、同展で4回入選している。2004年、初の絵本「JE SUIS...」(「ぼくは・・・」)が、スイスのLa Joie De Lire社から出版される。さらに、イタリアのコライーニ社Edizioni Corrainiより「TON」を出版し、国際デビューした。 |