スイスの名門リュージュ社のオルゴール
世界初のシリンダー・オルゴールがジュネーブの時計職人・アントワーヌ・ファーブルの手により生み出されてから約200年、社会はめまぐるしい変化を遂げましたが、いにしえのオルゴール達は、今もなお、当時のままの美しい調べを奏で続け、そして私達の心に穏やかな感動を与え続けてくれます。
リュージュ社は1866年、オルゴールの故郷・スイスアルプスの山々に囲まれた小さな町、サンクロアでシャルル・リュージュの息子、アルバート・リュージュによって設立されました。
当時、オルゴールはスイスの総輸出額の10%を占め、ヨーロッパから中国に至るまで全世界で大流行しました。ところが、エジソンの蓄音機の発明、第一次世界大戦、1928年の大恐慌などによりオルゴール産業は消滅の危機に瀕しました。
しかし、第二次大戦中にヨーロッパに駐屯していたアメリカ軍の間でオルゴールの優しい音色が徐々に人気を得て、大戦後、オルゴール産業は見事に立ち直りました。
リュージュ社は、2つの大戦を経て、今日に至るまで、極めて高品質のオルゴールを作り続けてきた唯一のメーカーです。音色や音量を左右する櫛歯の当たりの調整などは、昔ながらの職人の手作業で行われ、スウェーデン鋼で作られた櫛歯は、リュージュならではの豊かな響きを生み出します。
店頭在庫のある商品につきましては、お電話で曲をお聴かせできますので是非どうぞ。
1台を家宝にしたい方には、象眼タイプやガラスタイプがお薦めです。
ムーブメントの記号の記載方法は以下の通りです。
- 1.18=18弁、1曲
- CH3.72=72弁、3曲(チェンジング・ムーブメント)
- SH3.144=144弁、3曲(チェンジング・ムーブメント+サプライム・ハーモニー)
ご注文の際は、通信欄に曲名をお書き添え下さい。
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リュージュ社のコレクターズ・オルゴールベル
毎年クリスマスになると登場する、リュージュ社のオルゴールベルです。
1865年から常に世界最高のオルゴールを目指し、音の芸術品として数々の名品を残してきた、スイスリュージュ社のコレクターズベルをご紹介します。
コレクターズ・オルゴール・ベルは、1975年以来毎年絵・色・曲を変えて限定生産されています。 スイスの伝統を受け継ぐ職人技と洗練されたオルゴールの音色は世界中の人々を魅了してやみません。(リーフレットより)