保育の専門性に基づいて

環境構成の理論と実践

  • 環境構成の理論と実践/高山静子
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商品の説明

これまで多くの保育現場で、保育環境の充実が図られてきましたが、それら先進的な実践現場に共通する環境構成の原則を整理してまとめたのが本書です。表面的なノウハウに振り回されることなく、保育者自身が、それぞれの現場に合った環境を構成する技術を深めるための基本書です。

乳幼児期の保育(養護と教育)は環境を通して行います。そのため、保育者にとって環境を構成する技術はきわめて重要です。

適切な環境構成を行うと、子どもたちに豊かな経験をさせることができます。また子どもは十分に遊ぶ時間が増えて気持ちが安定します。子どもが主体的に行動することが増えると、保育者は、無駄な指示や注意をする必要がありません。

環境を構成すると、保育者は、子どもたち一人ひとりの行動や言葉を見る余裕が生まれます。そして、本当に援助を必要とする子どもにていねいな関わりを持てるようになります。保育室や園庭などの環境構成は、保護者の目に見えやすいために、適切な環境構成を行っていると保護者からの信頼も高まります。適切な環境構成は子どもにとっても保育者にとっても、いいことづくめなのです。

(以上「はじめに」より抜粋)

幼稚園・保育所・認定こども園で豊かな保育環境をつくるために

先進的な実践に共通する環境構成の原則をまとめました。保育者が原則を知り、実践の骨組みとしての理論を学ぶことによって、表面的なノウハウに振り回されることなく、それぞれの現場に合った環境を構成することができます。

適切な環境構成は子どもたちに豊かな経験を保障し、保育者に子どもたち一人ひとりの行動や言葉を見る余裕を与えます。本当に援助を必要とする子どもにていねいに関わることができるのです。

(出版社サイトより)

目次

1 環境構成の必要

  • 乳幼児期の特性と環境構成の重要性
  • 子どもの人格形成と保育環境
  • 保育の専門性に基づく環境構成

2 環境構成とは何か

  • 環境構成の基礎理論
  • 環境構成を支える知識と技術
  • 環境構成の両義性

3 遊びと環境構成

  • 乳幼児期の遊びの意義
  • 子どもの遊びと環境構成
  • 遊びの素材と道具の理解
  • 遊びのイメージを生み出す文化の理解
  • 遊びにおける空間の構成
  • 園庭の環境

4 生活と環境構成

  • 生活場面での環境構成
  • 生活用品の選択と空間の構成
  • 養護(生命の保持と情緒の安定)の環境

5 子どもの発達と環境構成

  • 子どもの姿から環境を構成する方法
  • 各ステージ別の環境構成の実践例
  • 第一ステージ 0 〜 7 か月頃
  • 第二ステージ 8 か月〜 1 歳前半
  • 第三ステージ 1 歳後半から 3 歳前半
  • 第四ステージ 3 歳後半〜 5 歳頃
  • 第五ステージ 6 歳頃

6 感性を育む保育環境

  • 環境心理学から学ぶ環境構成
  • 保育室を飾る

高山静子(たかやま・しずこ)

東洋大学教授。子育て中に保育士の資格をとり保育士に転職。保育士を退職後、保護者とともに地域子育て支援に携わる。保育と子育て支援の現場を経験し、平成20年より保育者の養成と研究に専念。中村学園大学非常勤講師、浜松学院大学専任講師・准教授を経て、平成25年4月より東洋大学。教育学博士(九州大学大学院)。研究テーマは、保育者の専門性とその獲得過程。

著書:「改訂 環境構成の理論と実践 〜保育の専門性に基づいて」(郁洋舎)、「改訂 保育者の関わりの理論と実践 〜保育の専門性に基づいて」(郁洋舎)、「環境構成の理論と実践」(エイデル研究所)、「子育て支援の環境づくり」(エイデル研究所)、「子育て支援ひだまり通信 〜遊びとしつけの上手なコツ」(チャイルド本社)、「学びを支える保育環境づくり」(小学館)、共著に「育つ・つながる子育て支援 〜具体的な技術・態度を身につける32のリスト」(チャイルド本社)など。

商品詳細

著: 高山静子
寸法: 25.5×18.5cm
内容: 137ページ(オールカラー)
製作: エイデル研究所
初版発行日: 2014/06/02

商品の仕様(色、材質、形状、パッケージなど)は予告なく変更することがあります。記載されているすべての寸法と重量は目安であり、それをお約束するものではありません。

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